賢龍雅人|運命の軸・月のノード
占星術で使用する黄道、地平線、天の赤道は、私たちが中心となっている大円です。そして月の通り道である白道も大円です。現代の占星術家は、象徴的に私たちの記憶、過去、習慣、潜在意識を司る月の白道と、黄道との接点であるノードを、スピリットとソウルからなる運命の軸と位置づけ、様々な解釈をしてきました。また月のノードはサインを約1年6ヶ月で通過し、約18年6ヶ月で12サインを逆方向に1周しています。この逆行運動から、この運命の軸が過去の経験や知識に関連するものであるのか、検証と考察を深めていきたいと思います。
【profile】
有楽町の交通会館にて、9年間で延べ10,000人以上を鑑定している現役の占術家。説話社ちえの樹や、アルカノン・セミナーズ、産経学園などで、タロット・西洋占星術などの数多くのや講座をおこなっている。
<著書> ケヴィン・バーク、 伊泉 龍一翻訳「占星術完全ガイド」、 鏡リュウジ「鏡リュウジの占星術の教科書」(原書房)などで ホロスコープ作成のアプリ/ソフトウェアについて 松村潔・芳垣宗久・倉本和朋「マンディーン占星術」(説話社)にてAstro Goldのマニュアルを執筆。